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July 09, 2009

Google、インターネット時代のOSを開発へ

GoogleがOSを開発しているのではないか、という噂は長らくあったが、ついに、それが現実であることが判明した。

Googleの説明によると、主にネットブック向けのOSとして、Google Chrome OSなるものを開発しており、すでにメーカーと協議をしているという。2010年後半には、Google Chrome OSを搭載したマシンが登場し、また、Google Chrome OSはオープンソースとして今年中に公開もされるという。

Google Chrome OSは、Linuxカーネルをベースとしており、独自のUIを持つ。x86とARMのチップで稼動するといい、スピード、シンプルさ、セキュリティを特徴としているという。

ネットブック搭載を主眼においたOSを開発しているということは、マイクロソフトの主戦場であるOSエリアでも、対決姿勢が鮮明になった。一方のマイクロソフトは、BingでGoogleの最大得意分野である検索エリアへの反撃をすでにはじめており、いよいよ21世紀のIT企業の雌雄を決する戦いが本格的にはじまろうとしている。

GoogleはChromeブラウザを投入することで、ネット体験の向上をめざしてきたが、ネット以前に開発されたOSでは、もはや埒が明かないことで、OSにまで進出することになったが、果たして、どういう首尾となるのか、注目したい。



June 29, 2009

Moonwalk Flashmob@Liverpool Street Station UK

ロンドンのLiverpool Street Station前の路上でマイケル・ジャクソンの生涯をトリビュートするFlashmobが、26日午後6時(現地時間)行われ、大勢の人々がマイケルのヒット曲を一緒に歌い、踊り、お互いにその姿を撮影しあって、King of Popの早すぎる死を悼んだ。


 

 
Flashmobは、ネットを通じて情報を知った人々が、公共の場に一瞬にして集まり、群集としてある行動を行うものだが、マイケルの死を悼み、Moonwalk Flashmobが26日の午前中に、急死の報を受けて呼びかけられた。

このMoonwalk Flashmobはほんのジョークから始まったという。最初に思いついたRobは、Twitterに、「きょう午後6時にLiverpool Street Stationで大勢でMoonwalkを踊るイベントが企画されているって言ったら信じてもらえる?」とメッセージを送ったところ、これがReTweetされ、そのうちに、後半の、問いかけ部分が取れ、「きょう午後6時にLiverpool Street Stationで大勢でMoonwalkを踊るイベント」となったという。イベントのオーガナイズは、Milo Yiannopoulos氏が買って出て、夕方には、数百から1000人規模の人々が集まった。

あまりに多くの人々が集まり、Moonwalkを踊るどころではなくなったが、Bille Jean、Thriller、Badというマイケルのヒット曲にあわせて大勢が一緒に歌い、踊った。そして、その光景は、ビデオや写真に収められ、YouTubeやFlickrに公開されている。


 
 
ロンドンでのFlashmobについては、マーケティング的アプローチで、T-Mobileが積極的に行い、それについてはB3 Annexでも取り上げたが、今回のMoonwalk Flashmobについては、マイケルへのトリビュートとして自然発生的に起こったもののようだ。

ことの顛末については、結果的に言い出したことになったRob Manuel氏のブログに詳しい




@yiannopoulos

Flash mob stages moonwalk tribute:guardian.co.uk

Billie Jean - Michael Jackson Moonwalk Tribute Flashmob, Liverpool Street, London:YouTube

June 27, 2009

世界の新聞にみるマイケル急死報道 Newseumから

マイケル・ジャクソンの早すぎる死は、世界でも伝えられている。

ニュースのミュージアム、Newseumのサイトでは、世界のきょうの朝刊が見られる。
締め切りや時差の関係で、アジアではあまり多くないが、土曜の朝刊が掲載されるころには、アジア地区でも、トップに出るのではないか、と思われる。

Newseum-mj
 
( Newseumには807紙もの新聞のトップページがみれる。マイケルの急死関連ばかりだ)


以下は、Newseumのサイトから主要新聞のトップ画像である。

NY_NYT
( New York Times )


NY_NYP
( New York Post )


NY_DN
( Daily News - New York )

CA_LAT
( Los Angeles Times)


WSJ
( Wall Street Journal )

MTV時代の終焉~"King of Pop" マイケル・ジャクソンの死

金曜日の早朝、たまたま早起きしてネットを見ていた際に、心肺停止という報に触れ、さまざまなメディアサイトやTwitterなどで、マイケルの最新情報を追っかけていた。

以下は、そのときのスクリーンショットのいくつかである。

Cbs-mj
( CBSはネットで同時ストリーミングを実施)

Cnn-mj
( CNNは死亡確認に時間がかかっていた)

Abc-mj
( ABCは死亡確認後、表紙の写真を何度も変更)

Nyt-mj
( NY Timesは、AP電として速報)

ネット的には、Twitterのサーバがクラッシュし、検索エンジンの雄Googleでさえも、Michael Jacksonという検索語が世界中から一斉に打ち込まれ、検索スパムかと疑ったほどだという。(BBC Newsの報道による

マイケル・ジャクソンは、いうまでもなくMTV時代を象徴するポップスターである。
マイケルは、ダンスの一ターンごと、一ムーンウォークごとに世界を魅了していった。まさに、音楽と映像が融合した時代の最先端におり、子供たちは地球上のあらゆる教室で、彼の真似をしていた。そして、その時代は、アメリカが最も輝いていた時代の最後でもあった。

いま、あらためて世界を見ると、MTVからFacebook、Twitterへと若者たちの関心は移り、ミュージックビデオではなく、iPod/iTunesで、最新の音楽に触れる時代に大きく変貌を遂げた。

マイケルの急死について、多くの人々がネットで情報を知ろうと集中的にアクセスしたというのは、ある意味で象徴的だ。MTVが開局した際、最初にかかったビデオは、バグルスの"The Video killed the Radio Star"だった。そして、今回、"The Video Starの死"について、Webが世界に伝え、思いを共有したのだ。

クインシー・ジョーンズは、マイケルの死について以下のように語っている。

“I am absolutely devastated at this tragic and unexpected news. For Michael to be taken away from us so suddenly at such a young age, I just don’t have the words.   Divinity brought our souls together on The Wiz and allowed us to do what we were able to throughout the 80’s.  To this day, the music we created together on “Off The Wall,” “Thriller” and “Bad” is played in every corner of the world and the reason for that is because he had it all…talent, grace, professionalism and dedication.  He was the consummate entertainer and his contributions and legacy will be felt upon the world forever.  I’ve lost my little brother today, and part of my soul has gone with him.” 

Quincy Jones Remembers Michael Jackson : VIBE.com


マイケル・ジャクソン、享年50歳。アメリカポップカルチャーの偉大な金字塔であるマイケルの死は、あまりに突然で早すぎる。




June 22, 2009

Clay Shirky氏のTED@Stateビデオ

NY大学教授で、"Here Comes Everybody”の著者であるClay Shirky氏のTED@Stateでの講演が面白い。
TED@Stateは、アメリカの国務省で開催されたTEDで、Clay Shirky氏のほかにWhole Earth CatalogのStewart Brandらもトークしている。


Clay Shirky氏の講演では、ケータイ電話などで写真を撮ることで大統領選の投票を監視するアメリカ市民の動きを紹介し、同様の動きが、アフリカのウガンダでもあったことを指摘。ウガンダでは写真ではなくショートメールでの市民監視だったが実は、ウガンダのほうが動きとしては早く(2007年)、先進国であるアメリカは、発展途上国の動きを真似したものだという。なぜ、そういうことが可能になるか。それは、すべてが技術によって規定されるのではなく、社会性(ソーシャル)に規定されるからだという。技術的にはつまらなくなった段階で、はじめて社会的には面白くなるのだともいう。

Shirky氏はさらに、今、メッセージを発信したいと思う組織は、20世紀のメディアモデル(一度に大勢の人に伝える)
から脱却し、大勢から大勢へと情報が伝えられるモデルに慣れるべきだと説く。これまでの、プロが発信し、アマチュアが受信するモデルではなく、情報の受け手は発信者になるモデルへと移行するべきだとする。

その中には、旧来的には受け入れられないシチュエーションがあるとしながら、オバマ大統領の大統領選での、ある法案への賛成票投票をめぐるエピソードを紹介している。MyObamaのサイトのコミュニティでは、その法案への反対が圧倒的ではあったが、オバマはそれらの書き込みを無視したり、削除したり、ブロックしたりせず、あなたたちの意見は理解したが、これについては自分は賛成に回るということを丁寧に、説明したのだという。

多対多のコミュニケーションモデルでは、さまざまな意見が戦われ、旧来モデルになれていると、なかなか真正面に対峙できないが、偉大なコミュニケータをめざすオバマの行動は、一見当たり前に思えるが、実践が難しい新しいメディアモデルでのコミュニケーションのあり方の規範のひとつになりうるものだといえる。

June 10, 2009

iPhone 3GSは発表されたが…(日本発売は6月26日)

昨日、WWDCでAppleは、待望のiPhone 3GSを発表した。また、新しいMacBook Proのライナップや、次期OS Snow Leopardを9月に発売することなどを披露した。

Iphone3gs
(発表されたiPhone 3GS)

iPhone 3GSは、初めてビデオ撮影ができるようになり、撮影した動画の簡単な編集まで可能にしている。また、Compass機能も追加された。日本での発売は、6月26日。噂された中でも確実視されていた機能は、確かに追加された。しかし、何かが足りない…。

改めて2時間もの長いキーノートを見直したが、ステージに立ったPhil Schiller氏の限界が露呈したように思えた。
今回とまったく同じ機能だったとしても、Steve Jobsなら、もっとドラマティックに、スリリングに発表してくれただろう。
たとえ、次の朝になって、Jobsの"Reality Distortion Field"のマジックだったと気がついても。

Wwdc2009

(iPhone 3GSを発表するPhil Schiller氏 WWDCキーノートビデオより


正直、iPhone 3.0関連のプレゼンを仕切ったScott Forstall氏は、かなり上手に乗り切っていた。Scottのプレゼンにはビートがあり、AT&TがMMSに最初から対応できないことを告げるときの、計算された素っ気無さと観客を味方につける技があった。

iPhone 3GS、個人的には、動画撮影の魅力には抗えないので買うことになると思う。
ただ、あの行列騒動だけはもう御免だ。

June 08, 2009

Time誌のカバーストーリーにTwitter登場

メジャー化するTwitterだが、今度はTimeの表紙・カバーストーリーに登場した

面白いのは表紙にはカバーストーリーを書いたライターのTweetが掲載されていて、それが実際にライターのSteven Johnson氏のTweetだという点。おそらく、先に表紙をデザインし、その号が発売される直前に、実際のTweetとして発信したのだろう。

Time_mag_twitter

Time_twitter
(表紙と同じTweetがライターのSteven Johnson氏のTwitterに登場

カバーストーリーでは、おおよそ以下のようなことが書かれている。

・Twitterでは、朝ごはんに何を食べたか書かれることもあるが、実際に、他人が朝ごはんに何を食べたかは、思っている以上に面白い。
・Twitterが私たちに与えているものよりも、私たちがTwitterにしていることのほうが面白い。
・教育イベントでの経験。みんなが#hackeduをTweetに書くことで、カンファレンスの議論が、やがて、会場以外の人々を巻き込む。
・140文字は深い。つぶやきと同時に、雑誌のNewYorkerの1万字の記事のリンク、写真へのリンクを140字の中に収められる。
・GoogleのPagerankの仕組みは古いページを上位にしがち。ジョン・バッテルがいう、Super-Freshなページは、Twitterが得意とする。
・Twitterの面白さは、ユーザーが、新しい使い方を発明することにある。#ハッシュの使い方。@で個人向けメッセージ。それはまるで、トースターを開発して、ユーザーが勝手に電子レンジに改造したかのようだ。
・Twitter現象は、アメリカが得意とするエンドユーザーによるイノベーションの最新例。11000ものサードパーティアプリが出ている。

記事は以下の一節で終わっている。

We are living through the worst economic crisis in generations, with apocalyptic headlines threatening the end of capitalism as we know it, and yet in the middle of this chaos, the engineers at Twitter headquarters are scrambling to keep the servers up, application developers are releasing their latest builds, and ordinary users are figuring out all the ingenious ways to put these tools to use. There's a kind of resilience here that is worth savoring. The weather reports keep announcing that the sky is falling, but here we are — millions of us — sitting around trying to invent new ways to talk to one another.

from Time magazine ”How Twitter Will Change the Way We Live"

資本主義の終焉を喧伝する黙示録的なヘッドラインが伝えられるという、何世代の中でも最悪の経済危機の中にあって、Twitterのエンジニアたちは、サーバーを稼動させ続け、アプリ開発者たちは、最新のビルドをリリースし、フツーのユーザーたちは、これらのツールの巧妙な使い方を見出して続けている。ここには、満喫するに値する回復力がある。天気予報は、空が落ちてくると、続けて伝えるが、ここには、何百万もの人々たちが、新しい会話の仕方を発明し続けている。

from Time magazine ”How Twitter Will Change the Way We Live"


経済危機の中にあっても、ユーザーによる新しい使い方が発明されつづけているTwitterに、アメリカ経済復活の端緒をみつけようとしている、ということのようだ。










June 04, 2009

Sony PSP go発表、日本では11月に発売

ネットですでに画像などが流出していた次世代PSPが開催中のE3で正式に発表された。

スライド式で、コントローラが現れる。形は、ネット端末として発売したMyloを思わせる。
噂どおり、UMDは廃止され、ゲームは無線LANやPS3経由でネットから取得する仕組みになった。

Psp-go
(発表されたPSP go。画像はプレスリリースから)

価格は2万6800円。
気になるのは、日本発売が11月1日で、欧米アジアでは、10月1日という点。もうひとつ気になるのは、現行のPSPも併売されるという点。やはり、ネットでの流通に完全に移行するのは時期尚早だと思ったのだろうか。

しかし、PSPが本当に向き合わないといけないのは、いうまでもなくiPhoneだろう。ニンテンドーDS/DSiもあるが、ゲームをしようと最初から思っていない人がapp storeで簡単にゲームをゲットする。これほどのカジュアル性に、どう対抗できるのだろうか。究極的には、PSP Phoneを発売するしかないように思えてならない。






June 03, 2009

Twitter Phone登場か!?

破竹の勢いのTwitterだが、今年のクリスマスシーズンには(ついに?)Twitter Phoneが発売される、とロイターが伝えている

記事によると、 Twitter Phoneを発売するのは、イギリスのINQ Mobile、140ドル以下の端末にあらかじめTwitterクライアントがインストールされているといい、SMSではなく、PCのようにインターネット接続でTweetを発信できるのだという。

INQ Mobileは、以前SkypeやFacebook機能を搭載したINQ1を発表、これまでに70万台を販売している。

iPhoneユーザーとしては、特段目新しい話ではないが、機能をソーシャル系に絞った安いスマートフォンというカテゴリーは、なかなか面白い動きだ。少なくとも、Twitterのメジャー化という流れはますます加速しそうだ。



June 01, 2009

サンフランシスコにおけるホームレスのインターネット事情

未曾有の経済危機によってホームレスになることを余儀なくされる人々がいることは、サンフランシスコでも同じようだ。ただし、サンフランシスコならではと思えるホームレスのインターネット利用についてのWallstreet Journalの記事が興味深い。

WSJの記事によれば、ホームレスであったとしても、ノートパソコンを保有し、無料のネット接続ポイントや、電源をなんとかして確保し、インターネットにアクセスしているという。「テレビもラジオも新聞もいらないけど、インターネットは必要なんだ」とネットの必要性を唱えるのは、37歳のホームレス、高速道路の橋の下で暮らしているという。彼はFacebookやtwitterを利用し、Yahooでフォーラムを運営しており、友人とメールのやりとりもするのだという。

Wsj-sf-homeless


シェルターと呼ばれる施設にも、パソコンやネット環境が整えられつつあるという。ホームレスの中には、なけなしの貯金からネットブックを買う人もいるのだという。求人を探すにしてもパソコンは必要だというわけだ。

ただ、一人のホームレスのコメントが、気になる。いわく、「ホームレスになるというのは恐ろしいことだ。ただ、ネットに接続しているとほかの人々と同等だと思える」。目的はともあれ、ネットに接続することが、人間らしさの象徴のひとつになっている、というのはあまりにも現代的な話だ。