Tagがもたらす連鎖
ここ1週間ぐらい、Tagについて考えていた。
まずは、flickrから話を始めたい。
flickrは単なる写真アップロードサイトではない。自分や友人のアップした写真を見るのは、これまでのオンライン写真サイトでも出来たが、flickrでは、Tagを指定することで、さまざまな人がアップしている、たとえば、New YorkというTagのついた写真を串刺しにして見ることができる。
(ほかのタグはこちら)
中には、Circle(円)というタグもあり、いままででは体験できないような、キーワード串刺しによる写真体験ができる。
さて、ここからさらに面白くなる。
del.icio.usというサイトは、「ソーシャル・ブックマーク」を売り物にしたサイトだ。
自分が気に入ったサイトを次々にサイト上で、ブックマークすることで、ほかの人もそのブックマークを見ることができる。(popularでは人気のページを見ることができる)
実はここにも、Tagをつけることができる。このページの右端にpopular tagというのが並んでいる。つまり、自分がブックマークするサイトに対して、自分なりのキーワード(たとえば、designとか、musicとか)をつけていくことができる。仮に、自分がつけたtagがdesignだったとして、今度は、ほかの人がdesignというTagをどんなサイトにつけているのか、見ることもできる。
さまざまな人々がTagをつけるというちょっとした貢献をするだけで、いままで出会うこともなかったサイトに出会えるという驚き。あるいは、あるサイトに付けたTagを通して、向こう側にいる知らない人と、ちょっとだけ繋がっている感じ。
こうした人々が付与していくTagをFolk(民衆)+Taxonomy(分類学)=Folksonomyというらしい。
Goodpic.com「Folksonomy : del.icio.usとFlickrを支える情報アーキテクチャ」
私自身は、Folksonomyというコトバよりも、Taggingというワードの方がピンと来る。
ちなみに、いまのtaggingの両雄のflickrとdel.ici.usを同じタグでひっぱれる、taggregatorというものまで登場。taggregatorでは、たとえば、coolというTagのついた写真とサイトを同時に表示してくれる。
technoratiでも、tagの相互乗り入れを進め、Typepad/Movable TypeなどのblogのカテゴリーをTagとして認識するようになった。合わせてflickrとdel.icio.usもシームレースにtag検索ができるようになった。(technoratiで、coolをTagにblog/photo/bookmarkを串刺しにした結果)
このTag付けには、微細であっても、個人の価値観が反映される。同じものを見ても、Tagが異なる場合があって当然だし、むしろ自然だ。
このFolksonomy/Taggingの動きは、今後大きなトレンドになると思われるが、たとえば、コンテンツサイトが記事にTagを付けていった場合に、いまのような、シナプスがどんどん繋がる連鎖感がありえるのか、見守りたい。


Comments