B3 Annexですでにお伝えした通り、GoogleはCESでCBSやNBAなどとパートナーを組み、Google Video Storeの名称でビデオダウンロード販売/レンタルを開始すると発表した。
Google to Launch Video Marketplace(プレスリリース)
CBSのラインナップは、現在放送中の「CSI」や「サバイバー」や、ライブラリーからは、「スタートレック」や「アイ・ラブ・ルーシー」など。いずれも、1本、1ドル99セント。
また、Video Storeは、CBSやNBAなどにとどまらず、ビデオを販売したい人に開かれているという。
"For video producers and anyone with a video camera, Google Video will give you a platform to publish to the entire Google audience in a fast, free and seamless way."
(プレスリリースのラリー・ページのコメント)
なお、プレミアムビデオの販売は当面アメリカのみでのサービスになる。
(発表と同時にサービス開始とのアナウンスだったが、いま、現在サービスは開始されていない模様。)
一方で、Video Storeと同時に、Google Packという新しいサービスも発表された。
これは、これまで個別にダウンロードするしかなかったGoogle Toolbar、Google EarthやGoogle Desktopなどのアプリだけでなく、新たなアプリとして、Google Pack Screensaver、Google Video Playerが含まれるほか、FirefoxやAdobe Readerといったサードパーティのアプリも含まれている。
これらはGoogle Updaterという常駐アプリで管理されており、新しいアプリがあった場合には自動的にダウンロードすることが可能となる。
明らかにこれは、Windows Updateのモデルを流用したもので、今後、OpenOfficeなど、マイクロソフトと直接競合するアプリケーションを提供するチャンネルをもったことになる。
Googleのラリー・ページによるキーノートは冒頭、スタンフォード大学のロボット自動車で登場するなど「テッククールネス」満載だった模様。詳細は、Engadgetのライブブログ参照(Live coverage of Google Keynote with Robin Williams - Engadget)。
#それにしても、ビデオ戦線でAppleと戦い、アプリ戦線ではMicrosoftと戦う。今回の発表で、Googleが名実ともにハイテク界の巨人であることを広く見せつけた。
<追記 8日 AM 1:30>
Googleの公式ブログによると、
* Ad-Aware SE Personal
* Adobe Reader 7
* GalleryPlayer HD Images
* Mozilla Firefox
* Norton AntiVirus 2005 SE
* RealPlayer
* Trillian
のサードパーティアプリについては、Googleが各社に費用を支払ってることはなく、また逆に各社がGoogleに金銭を支払っているわけでもないという。
We didn’t pay them, and they aren’t paying us.
( Official Google Blog: Make your computer just work )
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