NYTimesによると、Sun Microsystemsは、"Project Black Box"なるものを17日正午(米西海岸時間)に発表する、という。これは、輸送用のコンテナの中に、小規模のデータセンター入れ込んだもので、電気と冷却用水、それにインターネット接続があれば、どこでも簡単に設置できるという。
黒いコンテナの中には、7本のラックに35台のサーバーが設置されている、という(SunのNiagara Sparcプロセッサか、AMDのOpteronプロセッサか選択可能)。
こうした動きは、ユーティリティ・コンピューティングと呼ばれ、必要な時に必要なだけのコンピューティングパワーを利用する方式。急成長するウエブサービスなどに利用されることをめざしている。
Amazonがこの夏に発表した「Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)」もこのユーティリティ・コンピューティングの一種。
昨年、同様のコンテナをGoogleの地下駐車場で目撃したという噂があった。
ますますデータが「向こう側」に移行する時代、あなたのパソコンがこうしたコンテナにアクセスすることがきっとあるに違いない。
Sunのサイト("Come back at 12:00pm PST to extraordinarily simple idea"とある。
It’s a Shipping Container. No, It’s a Data Center in a Box. - New York Times
米Amazonがユーティリティ・コンピューティング市場に参入 -MYCOMジャーナル
Amazon.com Amazon Web Services Store: Amazon EC2 / Amazon Web Services
ユーティリティコンピューティングとは 【utility computing】 : IT用語辞典 e-Words
<追記 10月18日 AM 4:20>
予定通り発表され、サイトもオープンした。
#それにしても、なんとも、単純明快なアイディアだな。
(写真はBlack Boxのモックアップ)
他にも多数の写真が以下のサイトから入手できる。
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