BusinessWeek誌のAmazon CEOベソス氏へのインタビューが面白い。
Amazonは「世界最大の書店」からm最近では、さまざまなウエブ技術の開発・提供を行っている。
オンディマンドでコンピューティング・サービスを提供する"Elastic Compute Cloud (EC2)"、仮想ディスク容量提供の"Simple Storage Service (S3)"さらには、ウエブを介してマンパワーと結びつける"Amazon Mechanical Turk"。
これらは、まさにAmazonが自社の発展の過程で、開発したり、構築してきた技術であり、いまや、Amazonはそれを中小企業や個人に提供しようとしている。
つまり、Amazonインフラの上で、ほかの人々がビジネスを行うことができるようになってきたというわけである。
アナリストからは、またベソス氏の「浪費癖」が始まったと揶揄されているようだが、ベソス氏は意に介さない。
なぜ、Amazonはウエブ技術の公開を推し進めるのか、興味深いインタビュー。
ほんの一部だけB3 Annex意訳。
EC2のようなサービスを提供することで、より早く潜在的な競合会社を立ち上げさせ、ビジネスをできるようにしてしまっているのではないですか? アマゾンと直接競合しないまでも、優秀なエンジニアやプログラマーが自分でビジネスを始めてしまうことで、アマゾンで雇う機会を失っているのではないですか?
"By providing services such as EC2, aren't you enabling many more potential competitors by giving them these services to get a company up and running much faster? And even if they don't compete with Amazon, you could be losing the opportunity to hire great engineers and programmers who are doing their own company rather than joining Amazon.com."
「あなたのいう通りだと思います。ただ、私からすれば、それがいいアイディアなら、いずれの形であれ、それは実現すると思うのです。そして、それに対抗することも、あるいはそれを実現する側になることもできる。私たちはアマゾンの腹の内を晒しているのであって、人々はこれらのツールを使って、私たちを驚かすような何かを成し遂げるのです。そのことに私たちは興奮しているしているし、それによって、お金を得ることができると思っています」。
( Amazon.com CEO Jeff Bezos )"I think you're right. But my point of view is if something is a good idea, it's going to happen. And so, you can fight it, or you can do it. We're just exposing the guts of Amazon. And people are going to take those things and they're going to do stuff that surprises us with those pieces that get pulled out and exposed. We're excited about that, and we think we can make money doing that."
( Amazon.com CEO Jeff Bezos )
from Online Extra: Amazon Wants to Run Your Business -Business Week
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Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)
Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)
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