週末にかけて、ソニーのPlaystation 3(PS3)と任天堂のWiiを入手した。
11月11日に発売されたPS3の入手は時間がかかったが、一方のWiiはAmazonで予約できたので、簡単に手に入った。要は、運とタイミングか。
さて、突如2台ものゲーム機がやってきて、設置や設定に時間が費やされたが、期せずして、2台をまとめて設定したことで、これらのマシンの違いがよく見えたように思う。短時間しか触っていないが、一応のファーストインプレッション。
まず、PS3。箱から出すと、ずっしりと重く、どこに置こうか、ちょっと悩む。
PS3のインターフェイスは、これまでのPSX、PSPでもおなじみのクロスメディアバー(XMB)を踏襲、色味などはシックな黒。リモコンはUSB接続で、bluetoothでも接続可能。ユーザー名などは、リモコンで行うが、ソフトキーボードは、ほぼPSPと同じ。
ブラウザも標準で搭載されているので、ウエブも一応見られる。ただ、リモコンでURLを入れるのは、気が遠くなりそう。(ちなみにゲームもBlu-rayもまだ試していない)
一方のWiiは、箱は2段になっていて、本体と、リモコン、付属品とわかりやすく配置されている。
置き場所にもあまり悩まない。リモコンの動きを感知するセンサーバーをモニターの上(あるいは下)に置き、リモコンから電源を入れる。
インターフェースは、単純。大きなボタンをクリックするとリモコンにある小さなスピーカーからクリック音がする。
このリモコンが特徴的で、これで文字入力するのは、なかなか大変だが、不思議な魅力がある。まるでエアーマウスのよう。
基本となる「Wiiメニュー」画面で特徴的なのは、Wiiゲームが1つのチャンネルとして位置づけられていることで、ほかにも、写真チャンネル、お天気チャンネル、ニュースチャンネル、Wiiショッピングチャンネルなどがある。
このWiiショッピングチャンネルには、「バーチャルコンソール」というコーナーがあり、往年のファミコンやスーファミ、ニンテンドウ64、メガドライブ、PCエンジンなどのゲームをダウンロード(有料)してプレイすることができる。
Wiiでは、Wiiスポーツをプレイしたが、テニスやボーリングといった単純なものだが、特徴的なリモコンのおかげか、新しいゲーム体験のようなものを味わえる。ボーリングのボールをひねって投げるとカーブしたりするのは単純だが、ちょっと驚いた。
短時間だが、続けて2つのマシンを触ったことで、2つの違いというのをより強く感じた。
実は、ネットワーク接続と、無線リモコンという辺りは、共通している。それでも、PS3は、新技術とパワーを重視、Wiiは、むしろ「新しい体験」というのにこだわっている、といえる。
その意味で、少々乱暴だが、自動車にたとえるとPS3はハマー、Wiiはプリウスといったところか。
しかし、個人的な一番の結論は、大型テレビが必要、ということかもしれない。
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