アメリカのスーパーマーケットWalmartはアメリカのDVDセールスの実に40%を占める小売チェーンであり、ハリウッドに対しても物言いができる立場にあるといわれている。そのWalmartがこのほど映画ダウンロードビジネスに参入した。
思い出されるれるのは、9月に映画ダウンロードビジネスに参入したAppleに対して、Walmartが圧力をかけていたという噂だ。
その意味でも、今回の参入は興味深い。
映画ダウンロードというビジネスは、DVDの売り上げに影響してしまうのではないかという懸念がある。
そこで、Walmartは、DVD購入者へのサービスとして映画ダウンロードを位置づけた。
WalmartでDVD版の"Superman Returns"を買うと、ダウンロード特典がついてくる。
ダウンロードしたい場合は、DVDに封入されているシールにかかれたコードをサイトに入力し、ダウンロードする。その意味では、ダウンロードは、おまけ扱いだ。
ダウンロード価格は、フォーマットによって異なっており、ポータブルデバイス向けが$1.97、パソコン向けが$2.97、両方のフォーマットの場合は、$3.97となっている。
ちなみに、DVD版の価格は$14.87となっている。
(今回、ダウンロード特典がついた"Superman Returns"のDVD)
(専用サイトで、コードを入力することでダウンロード版を購入できる)
Walmartは今後も、ダウンロード特典付きのDVDのラインナップを拡充するとしている。
同じ映画のDVDを買った人がさらにデジタルデータとしても買うかは、よくわからない。
ただ、「巨人」なりに、動き出したことだけは事実だ。
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