お互いの陣地に攻め入る、そんなアプリケーションがMicrosoft、Adobe双方から発表された。
Microsoftが発表したSilverlightは、AdobeのFlashのように、ブラウザ内でのリッチな表現を実現する。
Silverlightは、クロスプラットフォーム対応となっており、WindowsのIEだけでなく、Firefoxでも動作し、また、MacOSXのSafariでも動くという。Silverlightは、これまでWindows Presentation Foundation/Everywhere(WPF/E)と呼ばれてたもので、WPFをWindows以外のプラットフォームで動作するようにしたもの。
専用サイトからは、各プラットフォーム用のプラグインがダウンロードできる。
(Microsoft Silverlightサイト 中央の動画はSilverlightプラグインで動作している)
一方、Adobeは、Adobe Media Playerを発表、こちらは、MicrosoftのWindows Media Playerのように、ブラウザの外で動画などを扱う。Adobe Media Playerはコードネーム"Philo"と呼ばれたアプリで、先に発表されたApolloフレームワークで動作する。
(Adobe Media Playerを使ったアプリのイメージ)
いずれにしても、RIA=Rich Internet Applicationsと呼ばれる分野がいよいよ本格化する予感がする。
RIAをめぐる戦いについては、Apollo CampでのAdobe社Kevin Lynch氏の講演がわかりやすい。
(RIA市場について説明するAdobeのKevin Lynch氏)
Microsoft, Adobe Set A Collision Course on Web - WSJ.com
Microsoft Silverlight関連
Dawn of Silverlight | ZDNet Photo Gallery (20世紀フォックスなどSilverlightを使ったサイトの画像)
Out with WPFE in with Microsoft Silverlight. This has just been announced! - Channel 10 (動画によるSilverlight説明)
Adobe Media Player関連
Adobe - Adobe Press Room : Adobe Unveils Next Generation Internet Video Solution
Adobe to take Flash videos to desktop - CNET News.com
Adobe's Media Player for offline media - CNET News.com (Adobe Media Playerを使ったアプリの画像)
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