「エレベーター・ピッチ」とは、偶然にもエレベータの中で、投資家に会った際に、自分の会社やプロジェクトを売り込むときの売り口上のこと。
アメリカのビジネスシーンでは、よく出てくる。実際には、エレベータの中で投資家に会う確率などは低いかもしれないが、要は、自分のビジネスやプロジェクトを、いかに手際よく説明し、出資してもいいかもと思ってもらえるか、ということである。
長い会議やパワーポイントではなく、60秒程度で、簡潔に、そして魅力的に説明できるか、がポイントである。
BusinessWeek誌に"The 60-Second Pitch"という記事があり、その中で、「エレベータ・ピッチ」に必要な5つの条件を掲げている。
- They have passion.
- They understand the business and its customers.
- They offer industry perspective.
- They add the "magic dust."
- They tell you who they are and why they need the money.
("The 60-Second Pitch" Business Week)
- 話し手に情熱があること
- 自分の事業と顧客を理解していること
- 業界動向を的確に理解していること
- もっと聞きたくなる魅力があること
- 話し手の出自となぜ資金が必要なのか語ること
("The 60-Second Pitch" Business Week)
至極真っ当なことばかりではある。やはり「情熱」というのはもっとも大切な資質なのだろう。
この5か条は「エレベーター・ピッチ」以外にも応用できる場面はいろいろとありそうだ。
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