民主党のアメリカ大統領候補8人による公開討論会が、サウスカロライナで23日(現地時間)午後7時(東部時間)から開催される。
2時間にわたるこの公開討論会の特筆すべきところは、YouTubeにアップロードされた人々からの質問を直接候補にぶつける点である。今回の討論会のための質問が、2000件以上、YouTubeに集まったという。
一般の市民がカメラに向かって、質問を収録している。
質問は、たとえば、「あなたと大統領選を戦うべき共和党の候補は誰ですか? その理由は?」「飲酒可能な
年齢を現行の21歳から18歳に下げますか?」などなど。
さまざまな人種や年齢からさまざまな質問が集まったという。また、想定していたよりも、イラク関連の質問は少なかったという。
寄せられた2000件以上のビデオ質問から、実際に、討論会で使われるかどうかを選ぶのは、CNN。一部にはなぜ、CNNがフィルタリングするのだという声もあるようだ。
それにしても、ユーザー・ゼネレイテッド・ビデオが直接、候補者への質問となる、というのは、前回(2004年)の大統領選では考えられなかったことであり、画期的な試みである。
今後、こうした手法が、政治そして選挙のあり方についての新しい基準となるかのか。
ちなみに、9月には同様の手法で共和党の大統領候補者9人による公開討論会が開催されるという。
Debates to Connect Candidates and Voters Online - New York Times
Mending Political Debate -CNN YouTube
Underage Drinking - CNN YouTube
CNN/YouTube debate questions: Which ones will make the cut? - CNN.com
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