地球温暖化防止を訴える"Live Earth"が終わった。
オフィシャルパートナーのMSNによると、世界で900万以上のLive Earth動画ストリームを配信したという。
テレビでは、アメリカはNBCが関連チャンネルも動員して放送し、BBCもBBC1とBBC2で放送した。
もちろん、全部のパフォーマンスを見たわけではないが、ロンドンのラストアクトを務めたマドンナがベストだったのではないか、と個人的に思っている。
マドンナの1曲目は、Live Earthのテーマ曲の"Hey You"、続いて、"Ray of Light","La Isla Bonita","Hung Up"の完璧なパフォーマンスでロンドン会場を締めくくった。
(マドンナは自身のブログに早速、自身のライブ映像をアップしている。このあたりはさすが)
ほかにも、ロンドン会場は恵まれていて、レッチリ、ビースティー、フーファイターズも。また、再結成の「ジェネシス」の"Invisible Touch"もよかった。「デュランデュラン」の"Planet Earth"はテーマ的にもよかったが音声トラブルが残念。リオデジャネイロのトリのレニクラもよかった。
ニューヨークは、こちらも再結成の「ポリス」は、ニュージャージー会場のラストアクト、つまり全体のオオトリ。
"Roxane","Can't Stand losing you"などに続き、"Message in a bottle"でLive Earthを締めくくった。
B3 Annexは、京都会場に行ったが、東寺の金堂前のステージは趣があってよかった。心配された天候も持ちこたえ、時折涼しい風が吹き、木の葉が揺れ、見上げると夜空という環境での得がたいコンサートとなった。
残念なのは、お寺が会場のためか、巨大スクリーンがなく、ほかの会場とのつながり感が希薄だったこと。また、19時という遅い時間に始まったために、2時間に5組が演奏するというタイムテーブルも少々厳しかった。
横浜でのHAS名義と違って、今回は、Yellow Magic Orchestra名義で復活のお三方は、「以心電信」「Rescue」「War and Peace」「Rydeen」の4曲を演奏した。(ライブレポートは別途掲載予定ここに掲載)
MSNのLive Earth公式サイトでは、会場別/曲ごとのオンディマンド動画の提供がはじまっている。
また、Apple iTunesでは、8月14日に発売されるコンサートライブアルバム(13曲入り)の先行予約がはじまっており、John Mayerの1曲("Waiting on the World to Change")だけ現在、購入できる。
一部には、明確なゴールを設定していないアウェアネス・ライブはやるべきでない(ボブ・ゲルドフ)という声もあったり、ウエブのスポンサーがシボレーであることへの批判があったりもしたが、アル・ゴア氏の呼びかけたLive Earthは、一応の成功といえるのではないか。少なくとも、地球温暖化を防止しなければならないというメッセージは届いたように思う。
ぜひ、見ていない人は、MSNサイトで、気になるアーティストの演奏を見てほしい。
Live Earth Video- MSN(デフォルトはNY会場)
Madonna's Personal Blog
Live Earth Internet streaming sets record - Reuters
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