ネットには日々新しい言葉が生まれては消えていくが、いま話題になっているのが"Bacn"、ベーコンと読む(ミスタイプではない)。
自分がほしいと思って登録したが、次々と送られてきて、いまは読みたくないメール、という意味だという。
いわばSpamメールの親戚みたいなものだが、勝手に送られてくるスパムとは違って、一度は欲しいと思って、自分で登録したという点が違う。
"Bacn is email you want but not right now."
確かに、メールボックスには、アマゾンのレコメンとか、Facebookの友達登録メールとか、Googleアラートとか、さまざまな、「一度は欲しいと思った」メールが、読まれることなく、メールボックスの肥やしになっている。
"Bacn"は、先週開催されたPodCamp Pittsurgh 2で、名づけられたといい、いまでは、オフィシャルサイトや、Tシャツまで作られており、New York Timesの記事や、Washington Post、Telegraphといった大手メディア(のブログ)でも取り上げられている。
言葉遊びという面も多分にあるが、一方で、Spamとの違いを「自分で登録した」と明確にしているのは、示唆深い。
というのは、なぜ、Bacnになってしまったか、ということを考え、解決することで、もともと情報を欲していたユーザーを振り向かせることにつながるからだ。
あなたのメールボックスには、どんな"Bacn"がありますか?
Bacn2 - The Official Home Page
PodCamp Pittsburgh - PodCamp Pittsburgh 2 cooks up Bacn
this is portable -bacn - how it all got started
Bacn (electronic) - Wikipedia, the free encyclopedia
Click if You Read This Column - New York Times
Buzzword In Progress: "Bacn"? - Faster Forward
The role of bacn - Telegraph Blogs : Ian Douglas
Comments