7月4日は、アメリカの独立記念日。
NY Timesは、独立記念日に掲載する記事として、ニューヨークの地下鉄の話を載せることにした。
新しいことは何もない。ただ、手法がいささか変わっている。ある一路線のある一車両に乗り合わせた人々のほぼ全員にインタビューをすることにしたのだ。
7月3日、午前8時27分。ブルックリンからマンハッタンに向かうQ列車に、ニューヨークタイムズの記者6人、カメラマン4人が乗り込み、そこに乗り合わせた人々が、どんな職業で、生まれた国はどこか、ニューヨークの街に住んでどのくらいかを聞いてまわった。
以下が、その結果。
乗客数 128人(うちインタビューできた人 99人)
寝ている乗客 4人
iPodを聞いていてインタビューを断った人 8人
最高齢の乗客 69歳
最若年の乗客 3歳
ニューヨークに住んで最も日が浅い人 1週間
ニューヨークに住んで最も長い人 69年
職業の種類 73種類
最も多い職業 学生(6人)、建築家(4人)
生粋のニューヨーカー 34人
生まれた国数 23カ国
(from The New York Times - All Aboard)
ある日の、ある地下鉄の一車両に偶然に乗り合わせた人々から見えてきたのは、
結局、どこで生まれようが、どんな職業だろうが、ニューヨークに住めば、みんなニューヨーカーだということのようだ。
東京の山手線で、同じ企画をやったら、どんな結果になるのだろうか?
そもそも企画を実現するのが困難かもしれないが、ちょっと見てみたい気がする。
A New York Slice of America, July 3 - 128 Riders United - NYTimes.com
From Texas or Russia, Ohio or Colombia, Finding Themselves in New York - NYTimes.com
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