37signalsのJason Fried氏とDavid Heinemeier Hansson氏(通称:DHH)が37signals LiveというQ&Aセッションを実施した。justin.tvを使ったQ&Aセッションでは、37signalsの開発の哲学だけでなく、年齢や採用についてなどの話が披露された。
以下は、その一部から。
- みんな機能を追加しすぎる。それよりも、早くリリースすることが大切。
- "getting real"の第2弾を執筆中。第2弾は、一般の出版社から出版する予定。
- 機能追加についての要望は読むがいったん忘れる。本当に何度も要望される。それらは、次のバージョン時に考える。
- 3つの原則。シプリシティ、デザイン、人はいいものにはお金を払いたがる。
- ホストソフトウェアに集中する。パッケージにすると、さまざまな環境やバージョンに対応する必要が発生する
- IPOの可能性はない。
- 将来、ビデオチャットアプリを作る可能性はある。
- 週4日制の利点。集中できる。オンとオフがほぼ同量あるのはいい。
- iPhone版のBackpackの可能性はある。まずは、Web app版から。
- outpostapp.comというiPhone用Basecampを開発している人がいる。
- Jason 34才, DHH 28才。
- 100% Macで開発。
- 多言語への展開検討している。ただ、翻訳よりも、アプリの反応スピードこそが重要。日本やオランダでアメリカと同じスピードを提供できるようになる確証ができたら行いたい。
- 「今年はモバイルの年」というが、ブラウザベースのウェブがメインであることには変わらない。
- iPhoneは、開発者にとってアプリの流通の機会を増大させた。
37signals Liveには、800人以上が視聴。600の質問があった。カンファレンスなどではなく、こういう形で、
当代の人気開発者のJasonとDHHの話が聞けるのは非常に面白い。37signals Liveは今回で2回目だったが、
ぜひ、次回も実施してもらいたい。
ちなみに、JasonとDHHはiPhoneについては、少し見解が異なるのが個人的には面白かった。
B3 Annex: Ruby on Rails開発者のDavid Heinemeier Hanssonによる「起業の学校」講演!(2008年4月22日)
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