Chiptuneというのは、往年のゲームボーイなど8ビットのチップから発生される音を音楽にしたものだが、
Chiptuneについてのドキュメンタリー"Reformat the Planet"がウェブで1週間限定で公開中だ(今週金曜まで)。
Reformat the Planet at Pitchfork.tv(本編)
BLIP FESTIVAL: REFORMAT THE PLANET(予告編) from 2 Player Productions on Vimeo.
ドキュメンタリーでは、The Tankというハコで、2006年に開催されたBlip Festivalを中心に、Chiptuneアーティストたちの演奏や、8ビットへのこだわりなどについてのインタビューなどで構成されている。
(日本のYMCKやほかのチップチューン・アーティストも多数登場する。)
ヒップホップがターンテーブルを楽器にしてしまったように、Chiptuneは、ゲーム機のゲームボーイを楽器に変えてしまった。ここにあるのは、自分たちで、自分たちならではのものをクリエイトしてしまう精神だ。
考えてみれば、ゲームあるいは遊びとは、身の回りのものを、プレーヤーたちの想像力で、世界を作り上げ、そこにある種のルールを決めて、行うものだったはずだ。
その意味では、ゲームボーイを使って、本来の使い道ではない方法で自分たちの音楽を奏でるのは、遊びそのものといってもいいかもしれない。
KORG DS-10が発売されたいま、Chiptuneの実態について、改めて見てみるのは、面白いかもしれない。
ドキュメンタリー"Reformat the Planet"は、今年のSXSWでフィーチャーされた。
Comments