23日(ニューヨーク時間:午前10時30分)、かねてから噂のあったGoogleのAndroidケータイ、"G1"が発表された。
プレスイベントには、キャリアのT-MobileのCTOとAndroidのリーダーAndy Rubin氏、さらには端末を製造しているHTCからも出席があり、ドイツ、アメリカ、台湾の企業が協業して開発・製造・発売していることを印象付けた。
(左からHTC、Google、T-Mobileの2人 写真はすべてプレスイベントのストリーミング映像より)
また、プレスイベントの最後には、Googleの共同創業者のラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏の2人も登場し、Googleが携帯電話市場に対して、大きな野心を持っていることを改めてうかがわせた。
(イベントに登場したラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏)
会場で上映されたビデオなどによると、G1には
- タッチスクリーン
- スライドキーボードに検索専用のキー(虫眼鏡)がある
- アプリをドラッグ&ドロップでホームに移動させることができる
- AmazonMP3で音楽を購入することができる
- Google Mapsのストリートビューを利用可能
- コンパスモードで、地図は自分が動けば地図の方位も変わる
ということのようだ。(もちろん、Wi-Fiなど、ほかにも機能はある)
(タッチスクリーンで操作)
(スライド式キーボードもある)
(Googleを一発で呼び出せる虫眼鏡ボタンも)
(Amazonmp3で音楽を検索・ダウンロードも)
(Amazonmp3をブラウズ中)
(Google Mapsのストリートビュー機能も使える!)
気になる価格と発売日だが、179ドルで、10月22日にアメリカで発売。イギリスでは11月に発売。ほか欧州については2009年に発売へ。
質疑応答によると、ブラウザは、Chrome Lite(!)が搭載されているという。
日本での展開については、触れられていないようだが、G1を手に入れるには、アメリカのT-Mobileユーザーになることが(少なくともいまの段階では)必要なようだ。
いわゆるスマートフォン市場に登場した"G1"はどのように迎えられるのか。iPhoneが華々しく登場したとはいえ、端末としてはBlackberryがまだ大きなマーケットを握っているいま、"G1"は、先行するこの2端末からユーザーを奪うのか。それとも、まったく新しいユーザーをひきつけるのか。大いに注目されるが、Blackberry=ビジネス、iPhone=ポップ&マック、G1=ギークという極めて簡単な図式になるようにも思える。
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