さて、速報でも伝えた通り、Androidケータイ"G1"が正式に発表された。
思えば、昨年の11月にOpen Handset Allianceを発表し、その中核プラットフォームとして"Android"を
発表してから約10か月で実際の端末が発表されるに至った、ということになる。
Linuxベースのケータイであるために、オープンなアーキテクチャになっていることが売りではあるが、やはり、Androidケータイがグーグルのクラウド戦略にどう位置づけられるのか、興味深い。
以下のビデオでは、ケータイで新しく追加された連絡先が自動的にクラウドに反映され、パソコンでGmailを
見ても反映される様子が分かりやすく描かれている。これならケータイを落としても大丈夫というアピールもしている。
iPhoneでもMobileMeによって、同様のことは実現することになっているが、正直、アップルのクラウドにはまだあまり頼れないというのが正直な印象だ。iPhoneの場合は、まだ旧来型の母艦パソコンとのシンクロというモデルを引きずっている。(大きなAppはパソコンでダウンロードするように指示されるし)
これに対して、Android"G1"は、毎日使っているGoogleのクラウドが、「あちら側」にいるので、その点では「安心」だ。
また、面白いのは、AmazonMP3との連携だ。言うまでもなく、Amazonもクラウドに力を入れている企業である。
その意味では、"G1"は、クラウドコンピューティングを前提とした真のケータイということがいえるのではないだろうか。
おそらく、今後さまざまな場面でクラウドならでは、という機能やサービスがさらに登場してくるだろう。
Google Mobile
Official Google Mobile Blog: Google on Android
[速報]Google、Open Handset Allianceを発表 KDDI、NTTドコモも参加へ(2007年11月6日)
[速報] Androidケータイ正式発表! "G1"は179ドルで10月22日に発売へ!(2008年9月24日)
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