Googleが書籍をスキャンしてインターネットで検索できるようにするプロジェクトがあるが、今度は、雑誌をスキャンしはじめており、それが公開されはじめている。
この試みは、まずアメリカの写真雑誌"Life"が公開され、今週は、"New York Magazine"、"Popular Science"、"Ebony"などの雑誌アーカイブが公開がはじまっている。
"New York"誌は、ニューヨークのタウン誌であるが、魅力的な特集を毎週提供している。
1960年代からの"New York"誌の表紙を見るだけで、時代の移り変わり、文化の変遷がわかるようで壮観だ。
B3 Annexの思い出の号は、1995年11月13日号の"Silicon Alley"特集だ。この号が、再びニューヨークに住むきっかけになったといっても過言ではない。
(New York Magazine "High Tech Boom Town")
"Popular Science"は、1964年に開催されたWorld's Fair特集が面白い。救済が議論されるGMやFordはこの博覧会では花形だった。GMは、未来の世界についてのパビリオン"Futurama2"を、Fordはディズニーと組んで"Magic Skyway"を披露した。
未来がまだまだピカピカだった時代の息吹が、表紙や紙面から伝わってくる。
まだ数誌ではあるが、こういう形で雑誌のアーカイブを無料で公開することは、最終的にはその雑誌の評価を大いに高める。多くの人がアクセスできることで、雑誌アーカイブを駆使した新しい文化論なども、執筆される可能性も秘めている。
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