Appleは、9日(現地時間)プレス向けのイベントで、新しいiPodやiTunes 9などを発表した。
新しいiPodの中の目玉は、ビデオカメラ付きになったiPod nanoである。
発表イベントに登場したのは、病気療養のために職務から離れていたSteve Jobs氏。Jobs氏は、5か月前に肝臓移植を受けたことについて言及し、交通事故で亡くなった20代の肝臓を移植されたことを告白した。
(復活したSteve Jobs氏。photo by engadget)
イベントでは、まずiPhoneは発売から2年で3000万台を販売したいと報告。新たにiPhone 3.1を発表した。appのオススメを可能にするジーニアス機能などが加わった。続いて、iTunes9を発表。これによりiTunes Storeのデザインを刷新。また、iPhoneのホーム画面をiTunesで編集可能となった。また、Home Sharing機能により、音楽や動画などを最大5台のパソコンで共有できるようになった。さらに、iTunes LPを発表。これは、音楽だけでなく、写真やライナーノーツを含んだ形態での音源販売である。
次はiPodについて。iPodは、音楽プレーヤー市場の73.8%を占め、これまでにのべ2億2500万台を販売。中でも売れ行きが著しいのはiPod Touchで、これまでに2000万台売れたという。iPod Touchは、音楽プレーヤーであるだけでなく、ポケットコンピュータであり、ゲーム機でもある。iPhoneOSは、PSPやニンテンドーDSに比べてゲーム/エンタメタイトルのアプリが多いという。(PSP-607本、NDS-3680本、iPhoneOS-21178本)
iPod Touchは、8GBが199ドル、32GBが299ドル、64GBが399ドル。
iPod Classicは、160GBで249ドルへ。
さらに、iPod shuffleは、カラーバリエーションが5色(黒、銀、ピンク、グリーン、ブルー)になって、2GBモデルが59ドルに、4GBモデルが79ドル。また、光沢ステンレスのスペシャルエディションiPod shuffleも登場。
(カラフルになったiPod shuffle photo by engadget)
最後に、one more thingとして発表したのが、ビデオカメラ付きiPod nano。この新型nanoは、カメラだけでなく、マイクとスピーカーも内臓、さらには、FMチューナーも内蔵している。16GBが179ドル、8GBが149ドル。
(カメラ付きになったipod nano photo by engadget)
噂のあったビートルズ音源のiTunesでの販売やタッチスクリーンの新型デバイスについての発表はなかった。
(Thanks to AppleInsider,Engadget for live coverage)
Comments