Android dev phone 1が先々週に来て、先週末に少しいじることができた。少し出遅れたがファーストインプレッションをお届けする。
(Android devを立ち上げたところ)
(裏はdev phone仕様)
Android dev phone 1は、Googleが開発したT-Mobile G1の開発者向けモデルである。SIMロックもなければ、ハードウェアロックもない。電話はそもそもこうあるべきである。
それでも、SIMカードは必要なのでiPhoneのSIMカードを最初のアクテベーションの際に使う。詳細は、collective metaを参照させていただいた。
(アプリを表示したところ)
最初に入っているアプリは、基本的なもので、あとは、Android Marketで入手する。(ほとんどは無料)
ダウンロードしたのは、日本語入力環境のsimeji。日本語入力ができるように開発している人がいるのには頭が下がる。
(Android Marketにアクセスしたところ)
さて、Andorid dev phoneのトータルな印象だが、正直そんなによくない。Googleウェブサービスとの連携が最も魅力とされているが、Gmail、Google Maps、YouTubeについては、そんなに驚くことはない。iPhone後に登場した端末としてはもう少し驚かせてもらってもいいのではないかとさえ思う。
(Google Mapsのストリートビューは、iPhone版のほうがよくできている。ただし、公平にいえば、Andorid版には、iPhoneには採用されていないコンパスモードがあり、端末を向けた方向と同じ方向の画像が表示される)
(おなじみGoogle Mapsのストリートビュー)
(Andorid phoneにはコンパスモードがある)
Picasaについては、プリインストールされておらず、Android Marketからダウンロードすると、ようやく、端末のカメラ機能との連携ができ、撮影してすぐにPicasaにアップロードすることが可能になる。
ファーストインプレッションとしては、厳しいが、出来のいいWindows Mobileぐらいなところか。
(キーボードを出したところ。虫眼鏡キーでGoogleサーチボックスが表示される)
あまりに辛口なのに、自分でも驚くが、Android dev phone1を2時間ぐらい触って、iPhoneを触ると、あまりに洗練されていることに改めて感心するのだ。
Appleのようにクローズドではなく、オープンなAndroidには期待したい面もあるが、Andorid Marketのアプリがまだまだなことをみるにつけ、アップルの手法のほうが、いまはうまくいっていることを認めざるをえないだろう。
来年には、さまざまなメーカーからAndorid端末が登場するが、各メーカーがスマートフォン市場に参入するコストを下げることだけを考えてAndoridを採用しているとすると、あまり期待はできないかもしれない。
しかし、世界の開発者がこのプラットフォームが面白いと思い、iPhoneなどでは実現できないアプリをどんどん開発することがあれば、もちろん状況は変わるだろう。今の段階では、判断をするのは早計なのかもしれない。
Android Dev Phone 1 に DoCoMo、Softbank、e-mobile の SIM を刺してみた - collective meta