イギリスの新聞は、Princeの新作が付いてくるという、試みを昨年行ったが、今年は、エコに挑戦するということらしい。
メディア王マードック氏が所有するイギリスの大衆紙"Sun"は、Southern Electricと共同で、19日(現地時間)に、Great British Light Switchというキャンペーンを行う。
これは、キャンペーン参加のスーパーなどで"Sun"紙を買うと、エコ電球(電球型の蛍光ランプ)が2個貰えるというもので、総計で450万個を新聞購入者に配るという。
(無料配布されるエコ電球 The Sunのサイトより)
キャンペーンは、従来の白熱灯を、配布するエコ電球に切り替えてもらうことで、CO2排出量を抑えることを目的としている。配布するエコ電球がすべて使われるとすると、電球の寿命までに、38万トンのCO2削減になるという。
イギリスのブラウン首相も"Sun"紙に推薦文を寄せている。
ただエコな生活を訴えるのではなく、実際にエコライフに役立つものを無料で配布するというのは、プロモーション効果も含めて、実にいいアイディアに思える。
新聞は、コンテンツの流通だけでなく、リアルな物流という側面を積極的に活用することで、新しいアイディアが流通するためのビークル(乗り物)になりうることが再び証明されたのかもしれない。
Get Your TWO FREE light bulbs - The Sun
Gordon Brown goes green | The Great British Light Switch - The Sun