B3 Annex

ついにiPhoneで生放送が(jailbreakなしで）可能に！ 個人生放送時代の到来

iPhoneは最強のスマートフォンだが、これまでひとつだけできないことがあった。生放送(live streaming)だ。

NokiaのS60系端末（N95など)では、１年以上前からQikというサービスを利用することができ、端末で動画をライブでストリーミングすることができたし、Androidケータイでも今年の6月にはQikアプリでライブストリーミングが可能だった。一方、iPhoneで、Qikを利用するには、jail breakしてApple非公認の形でしかライブストリーミングができなかった。

それがようやく9日（現地時間）、ustream live broadcasterアプリによってライブストリーミングが公式に可能になった。まさに、世界の4000万台のiPhoneが（論理的には）生放送可能端末になったわけである。

 （iPhoneでlive中の画面）

ustream live broadcasterでは、twitterやfacebook、YouTubeとのインテグレートが行われており、たとえば、liveをはじめる段階で自動的にliveが始まったことをtweetでき、liveが終わった段階で、動画をYouTubeにアップロードすることもできる。

個人がここまでのモビリティとパワーを持ちえたことはないのではないか。その意味で、ある種の怖さを感じるとともに、とてつもない可能性を感じる。この新しいツールを正しく使えるかどうか、私たちは問われている。

ustream live broadcaster（iTunesが開きます）

Clay Shirky氏のTED@Stateビデオ

NY大学教授で、"Here Comes Everybody”の著者であるClay Shirky氏のTED@Stateでの講演が面白い。

TED@Stateは、アメリカの国務省で開催されたTEDで、Clay Shirky氏のほかにWhole Earth CatalogのStewart Brandらもトークしている。

Clay Shirky氏の講演では、ケータイ電話などで写真を撮ることで大統領選の投票を監視するアメリカ市民の動きを紹介し、同様の動きが、アフリカのウガンダでもあったことを指摘。ウガンダでは写真ではなくショートメールでの市民監視だったが実は、ウガンダのほうが動きとしては早く（2007年）、先進国であるアメリカは、発展途上国の動きを真似したものだという。なぜ、そういうことが可能になるか。それは、すべてが技術によって規定されるのではなく、社会性（ソーシャル）に規定されるからだという。技術的にはつまらなくなった段階で、はじめて社会的には面白くなるのだともいう。

Shirky氏はさらに、今、メッセージを発信したいと思う組織は、20世紀のメディアモデル（一度に大勢の人に伝える）

から脱却し、大勢から大勢へと情報が伝えられるモデルに慣れるべきだと説く。これまでの、プロが発信し、アマチュアが受信するモデルではなく、情報の受け手は発信者になるモデルへと移行するべきだとする。

その中には、旧来的には受け入れられないシチュエーションがあるとしながら、オバマ大統領の大統領選での、ある法案への賛成票投票をめぐるエピソードを紹介している。MyObamaのサイトのコミュニティでは、その法案への反対が圧倒的ではあったが、オバマはそれらの書き込みを無視したり、削除したり、ブロックしたりせず、あなたたちの意見は理解したが、これについては自分は賛成に回るということを丁寧に、説明したのだという。

多対多のコミュニケーションモデルでは、さまざまな意見が戦われ、旧来モデルになれていると、なかなか真正面に対峙できないが、偉大なコミュニケータをめざすオバマの行動は、一見当たり前に思えるが、実践が難しい新しいメディアモデルでのコミュニケーションのあり方の規範のひとつになりうるものだといえる。

Clay Shirky: How Twitter can make history | Video on TED.com

NY Times、280万件の記事を検索できる記事APIを公開！

新聞のビジネスモデルが崩壊していることを嘆いているよりも、デジタル時代に自分たちは何ができるかを考えるべきだ。そんな姿勢をそのまま具現化したサービスが、ニューヨークタイムズから登場した。

NY Timesは、2月4日（現地時間）に、Article Search API（記事検索API）を公開した。
これは、1981年からのNY Timesの記事280万件を検索できるもので、開発者はこのAPIを利用した機能を自由に開発できる。ひとつの記事について35の検索可能フィールドを用意しているといい、NY Timesのブログ"Open"では、このAPIを利用した例を紹介している。

• サムネイルのついたレシピだけを検索
• "internet"という単語が最初に登場する記事を検索
• 2008年の月ごとに"job loss"というフレーズが登場する事例を調べる
• "stock market"というフレーズが登場するすべての記事のうち、書籍セクションの書評で登場するものを探す
• "Iraq"という言葉がタイトルにある記事のうち、関連するマルチメディアコンテンツのあるものを探す
• 一面記事のうち、"coffee prices"について触れたものを特定する

(NY Times Article Search APIで検索可能のフィールド　Open Blogより）

NY Timesでは、これまでにベストセラーAPI、映画評APIや選挙活動ファイナンスAPIなどを公開してきたが、今回の記事APIは、NY Times as a platformを実現しうる最も画期的な動きであるといえる。

VentureBeatによると今回のAPIを開発したのは、Masheryというサンフランシスコの会社だという。APIを提供する会社に代わってAPIを開発し、APIの使用をモニターできるツールも提供している。

企業はインターネットをツールとして使うだけでなく、ネットコミュニティにどう貢献できるか、今こそ真剣に考えるべきだ。目先の売り上げをあげるのではなく、自分たちの資産のオープン化を進めることで、やがてそれは、ウェブ界にとって必要不可欠な一部となり、最後はデジタル時代に生き残るという形として自分たちに返ってくる。ポジティブなループのための一歩をどう踏み出すべきか、NY Timesの試みは示唆している。

今後、このAPIを利用して、どのようなウェブアプリなどを開発者たちが作り出すのか、大いに楽しみである。

Announcing the Article Search API - Open Blog - NYTimes.com

The Article Search API -Times Developer Network

NYTimes Exposes 2.8 Million Articles in New API - ReadWriteWeb

New York Times lets anyone search its 2.8 million articles - VentureBeat

Mashery

Super Bowl XLIIIで放送されたCMを見る

2月1日（現地時間）に行われた第４３回スーパーボウルの放送中に流れたCMを改めて見てみる。

いうまでもなく、アメリカのテレビCMの中で最も高額の枠であるスーパーボウル。今年はNBC系列で放送され、CM枠は完売で、2億600万ドルの売り上げ。視聴率は、昨年のFOXでの放送より６％悪かったが、それでも史上２番目の視聴率だったという。

30秒スポットの値段は、300万ドル。景気後退の中で CMは取り敢えずは売れたことになる。

どんなCMが流れたのかは、USA TodayやAd Ageなどのサイトで見ることができる。USA Todayのサイトは連続再生されるので便利だ。（公式サイトでも見られるが、CMを見るために別のCMを事前に見させられる。やれやれ）

いくつか気になるのは、 動画サイトHuluのCMと、映画「トランスフォーマー」の続編のCM、Pixarの次回作"Up"あたりか。USA Todayでは、スナックのドリトス（クリスタルボール編）が一番評価が高いが...。

Super Bowl Advertisers Paid More for Advertising, Got Less - Advertising Age

Watch All the Super Bowl Spots - Advertising Age

2009 Ad Meter: Best Super Bowl Commercials - USATODAY.com

Super Bowl 43 Videos: Commercials - NFL.com

簡単にAugmented Realityを体験！ ドイツのMINIのサイト

Augmented Reality(AR)といえば、仮想的な世界を現実に一体化させて、現実を強化することだ。これまでにも、いろいろな取り組みがあったが、なかなか自分で試してみることはできなかった。

ドイツから登場したこの仕組みは、すぐに試してみることのできるAugmented Realityだ。

雑誌の広告を、ウェブカメラに写して、あるサイトにアクセスすると、現実にはないCGが、現実を映しているはずのカメラの映像に浮かびあがる。雑誌の広告を回転させると、それに伴ってCGも回転する。

実際には以下のように行う。

1. このサイトにあるPDFをプリントアウトする。
2. USBウェブカメラを接続して、MINIサイトにアクセス。（ActiveXのプラグインの関係で、IEでアクセスする必要がある）
3. すると自動的にプラグインがインストールされる。、つづいて、USB接続のウェブカメラが接続されているか確認された後、サイトにウェブカメラが映し出す現実の世界が表示される。
4. 今度はカメラの前に、あらかじめプリントアウトしたPDFをかざすと、あら不思議。CGのMINIがカメラが映し出す現実の世界の映像に表示される。

（現実にはないMINIがカメラの映像には映る。Photo from technabob)

持っているのは一枚の紙なのに、画面にはその紙の上にMINIが乗っている。動かすと、追随してMINIも動く。
なんとも不思議な感じだ。

ぜひ、ウェブカメラがある人は試してほしい。
2009年は、Augmented Realityな仕掛けがいろいろと登場するかもしれない。

MINI.de - Das neue MINI Cabrio

MINI.de - PDF

mini augmented reality ads hit newstands on [technabob]

Googleの雑誌アーカイブ

Googleが書籍をスキャンしてインターネットで検索できるようにするプロジェクトがあるが、今度は、雑誌をスキャンしはじめており、それが公開されはじめている。

この試みは、まずアメリカの写真雑誌"Life"が公開され、今週は、"New York Magazine"、"Popular Science"、"Ebony"などの雑誌アーカイブが公開がはじまっている。

"New York"誌は、ニューヨークのタウン誌であるが、魅力的な特集を毎週提供している。

1960年代からの"New York"誌の表紙を見るだけで、時代の移り変わり、文化の変遷がわかるようで壮観だ。

（一番古い号は、1968年4月29日号となっている）

B3 Annexの思い出の号は、1995年11月13日号の"Silicon Alley"特集だ。この号が、再びニューヨークに住むきっかけになったといっても過言ではない。

(New York Magazine "High Tech Boom Town")

"Popular Science"は、1964年に開催されたWorld's Fair特集が面白い。救済が議論されるGMやFordはこの博覧会では花形だった。GMは、未来の世界についてのパビリオン"Futurama2"を、Fordはディズニーと組んで"Magic Skyway"を披露した。

(Popular Science 1963年10月号）

（World's Fair会場建設中の前に'64の新車）

未来がまだまだピカピカだった時代の息吹が、表紙や紙面から伝わってくる。

まだ数誌ではあるが、こういう形で雑誌のアーカイブを無料で公開することは、最終的にはその雑誌の評価を大いに高める。多くの人がアクセスできることで、雑誌アーカイブを駆使した新しい文化論なども、執筆される可能性も秘めている。

Official Google Blog: Search and find magazines on Google Book Search

YouTube - '64-65 NY World's Fair FUTURAMA Ride Video

北京五輪開会式、足型の花火はCGだった…

北京五輪の開会式の視聴率は、37.3％（関東）だったという。その開会式の中で、印象的だった天安門広場から「鳥の巣」へ向かう、足跡をかたどった花火がCGだったと、イギリスのテレグラフ紙などが伝えている。

それによると、29の足跡を的確にカメラに収めることを心配した映像チームは、画像をCGで制作したのだという。

花火は打ち上げられていたが、放送されたのは、ＣＧだった。ただ、スタジアム直前の足跡だけが、実際に打ち上げられた花火の映像だったらしい。

このＣＧを制作するのに、数か月をかけたというが、実際の花火と比べると、ＣＧ版花火は少し明るかったという。

（CGで制作されたという足跡花火　Mail Onlineより）

Beijing Olympic 2008 opening ceremony giant firework footprints 'faked' - Telegraph

Giant footprint fireworks in Beijing Olympics opening ceremony 'faked' | Mail Online

AP通信がまとめた若年層のニュースの消費実態レポート"A New Model for News"が面白い！

ニュースは消費されるものである。その視点をどうしてもメディアは失いがちである。

報道の使命は、必要だとして、それが最終的に伝わるかどうかはユーザーに委ねられており、それがまさにニュースが消費される現場である。では、いったい、現代において、ニュースはどのように伝わり、読まれ、見られ、活用されているのか、つまり、ニュースはどのように消費されているのか。AP通信がまとめたレポートが面白い。（そもそもAPがこういうレポートをまとめようと思うこと事態が面白いのだが・・・）

"A New Model for News -Studying the Deep Structure of Young-Adult News Consumption-"と題されたレポートは、民俗学・人類学的アプローチによってAPとContext-Based Research Groupによって行われ、イギリス、インド、アメリカ合衆国に住む18歳から34歳を対象に行われた。

 

(APによる"A New Model for News")

調査によって判明したことのひとつに、日々生み出される膨大なニュースの新事実や続報に利用者はついていけず、「ニュース疲れ(news fatigue)」ともいうべき状態にあるという点。その結果、ニュースのより詳細や背景情報を知りたいと思いながらも、それにアクセスできない状態が生まれているという。この傾向は人種、性別、地理の違いがあってもほぼ共通するという。

そのほかにレポートで指摘しているニュース消費の実態は以下の通り。

Consumers Want Depth But Aren’t Getting It
調査では、浅くしかニュースに接していないことが判明したものの、ユーザーはより深い情報にアクセスしたと思っている、という。

News is Multitasked
そのほか、浮き上がったのは、ニュースはマルチタスクで見られているという点。要は、ながら見、ということだが、何かをやりながら、ニュースを見ているために、ニュースに完全に集中することができないという。これは従来の、夕方のニュース番組を見たり、朝刊を読むというニュース消費モデルから著しく異なる点で、ニュースがマルチタスク的に処理されるために、ニュースの接し方が、ヘッドラインや続報に限られるのだという。

News Is Connected to E-mail
また、調査により、ニュースはメールと緊密に結び付けられていることがわかった。というのは、「私はメールをチェックするときに、ニュースもチェックする」という例が多かったのだという。メールによって、短信的なニュースには触れるものの、その先に、より深い背景や関連情報にたどり着くことはあまりないとも指摘している。

News Takes Work but Creates Social Currency
ニュースを本当に知ろうと思うと手間はかかるが、社会的通貨になるとと考えられている。
反響の大きいニュースというものは、ユーザーのニーズにあったものだという。それゆえに、手間がかかってもさらに知ろうとするというのだ。それの成果は、ユーザーにとって、頭がよく見えるためや、時には社会的なステップアップのための「社会的通貨」として使われるという。ニュースの展開をフォローするかどうかは、そのニュースを友達や知り合いに伝えるべきかどうかで判断される、という。調査では、「ニュースは、友人関係などを維持するのに役立つ」という声も紹介している。

調査で判明したことを基に、APは、今後のニュースモデルとして、以下の3つを推奨している。

1．ニュースの深さを届けること
2．ニュース疲れを是正し、バランスを取り戻す
3．社会的通貨（となりうるニュース）を創造する

レポートは、さらに、ケーススタディとしてイギリスの新聞Telegraphのサイトを検証している。

レポート"A New Model for News -Studying the Deep Structure of Young-Adult News Consumption-"はPDFで全文ダウンロードすることができる。

個人的には、「社会的通貨」としてのニュースという分析が大変興味深いと思った。つまり、ニュースがニュースとして消費されているのではなく、何かを手に入れるための「通貨」になっているという点だ。これは、自分のふだんのメディアとの付き合い方を考えれば、比較的簡単に合点がいく話ではないだろうか？　

メディアに関心のある人には、ぜひオススメしたい。

THE ASSOCIATED PRESS UNVEILS FINDINGS OF ANTHROPOLOGICAL RESEARCH AT WORLD EDITORS FORUM - AP.com（プレスリリース）

"A New Model for News -Studying the Deep Structure of Young-Adult News Consumption-"　by AP (pdf)

米ネットワークテレビの新しいネット戦略（2007年秋編）

アメリカでは、秋の新番組シーズンを迎え、ネットワークテレビは、さまざまなネット戦略を打ち出している。
立ち上がりのこの時期に、どれだけユーザーを獲得できるか、によって勝負が決まってしまうため、各社ともこれまでのネット戦略をさらにブラッシュアップしてきている。

以下は、この数日に相次いで発表されたNBC、ABC、FOXの今年の新シーズンのネット戦略である。

NBC "NBC direct"で放送1週間後まで無料で番組ダウンロード可能に

iTunesでの番組販売に関してAppleと泥仕合を演じたNBCだが、今度は、新サービス"NBC Direct"で放送後1週間後まで無料で番組をダウンロードできるサービスを実施するという。ダウンロードした番組には広告が挿入されているといい、10月にベータテストを行い、11月から一般にも公開される。サービス開始当初は、Windowsオンリーだが、マック版の開発も予定されているという。

NBCといえば、すでに何度も伝えているNBC UniversalとNews CorpのJVプロジェクト"hulu"があるが、huluとNBC Directが戦略上どのように差別化されているのかは不明である。

NBC Directで提供が予定されている番組は以下の通り。

“Heroes”、“The Office”、“Life”、“Bionic Woman”、“30 Rock”、“Friday Night Lights”、“Late Night with Conan O’Brien”、“The Tonight Show with Jay Leno”

ABC "ABC.com on AOL"によりfull episode playerを展開

ABC.comのfull episode playerは、テレビ局のネット展開としてはもっとも成功しているといっていいもので、広告入りで人気番組のストリーミングで見ることができるものだが、今回、これを自社サイトだけでなく、AOLでも展開しようとしている。

発表によると、放送の翌日からAOLで、ABCの人気番組を見られるようにするといい、ABC-AOLの共同ブランドの"full episode player"での視聴となる。通常、直近の4エピソードが視聴できるという。ABCのプライムタイム番組がポータルサイトで提供されるのは今回が初めて。

"ABC.com on AOL"で提供が予定されている番組は以下の通り。（）内は提供開始日。

The Bachelor (9月25日）、Big Shots (9月28日）、Brothers & Sisters (10月1日)、Carpoolers (10月3日)、Cavemen (10月3日)、Dancing with the Stars (9月25日)、Desperate Housewives (10月1日)、Dirty Sexy Money (9月27日)、Eli Stone (未定)、Grey's Anatomy (9月28日)、Lost (未定)、Men in Trees (10月13日)、October Road (未定)、Private Practice (9月27日)、Pushing Daisies (10月4日)、Samantha Who? (10月16日) 、Ugly Betty (9月28日)

FOX iTunesで新シーズン番組初回分を無料で提供

LA Timesの報道によると、FOXは、新シーズン番組の初回エピソードをiTunesで無料提供するという。

広く番組を知ってもらうことで、シーズンを通した視聴や、iTunesでのエピソード購入につなげたいという思惑だ。

無料で提供されるのは、"Prison Break"、"Bones" 、"American Dad" 、"K-Ville"などの7番組。

NBC to Offer Downloads of Its Shows - New York Times

NBC.COM TO OFFER USERS FREE, AD-SUPPORTED DOWNLOADS OF POPULAR SHOWS（プレスリリース）

ABC to Offer Programs on AOL Video - Broadcasting & Cable

Time Warner - Disney-ABC Television Group and AOL Sign Unprecedented Deal to Bring ABC's Primetime Line-Up to AOL Video（プレスリリース）

Fox tries new lure for iPod crowd - Los Angeles Times

LonelyGirl15、第1シーズン最終話 MySpaceが独占提供

LonelyGirl15は、1年ほど前の2006年6月にYouTubeに登場した、16歳だとするティーンエージャー「ブリー」のビデオブログだが、その後、演出家がバックにいるフィクションのビデオブログだと判明してからも、それなりの人気があり、その後は、Wired誌の表紙になったりもしていた。

さて、そのLonelyGirl15の第1シーズンの最終話が、MySpaceTV.comに独占的に登場し、しかも、12のセグメントに分かれた「第1シーズン最終話」が1時間ごとにアップロードされるという。

草の根的にスタートしたビデオブログが、今や、あるプラットフォームから別のプラットフォームへと移籍する時代となった。まるでテレビシリーズのようだ。（あるいは、そう振舞いたいだけなのかもしれない。）

YouTubeには、「第1シーズン」のこれまでのまとめビデオが掲載されている。正直、こんなに話が展開しているなんて知らなかった。

それにしても、LonelyGirl15は、ひと昔の話に思えるが、たった1年前に始まったとは…。

LonelyGirl15第1シーズン最終話は8月3日（現地時間）から掲載される。

ひと昔といえば、RocketBoomの名前も最近は聞かなくなったが、RocketBoomライクなビデオブログが登場、話題になっている。

WebbAlertという名前のこのビデオブログは、テックとゲームがテーマ、Morgan Webbさんという女性が原稿を書き、プロデュースもしているという。

第1回を見たが、確かに、ブログ界の話題をコンパクトにまとめていて、興味深い。

ちなみに、第1回のテーマは、マードックによるWall Street Journal紙の親会社買収、iTunes30億曲販売達成、SNSサイトの最新会員数など。

 

プレスリリース:LonelyGirl15 Finds Friends on MySpace -- Season One Finale ‘12 In 12’ Kicks off Exclusive Content Partnership with MySpaceTV

NewTeeVee  - MySpace Nabs Lonelygirl15 Finale

YouTube - lonelygirl15

lonelygirl15 Season 1 Recap

WebbAlert

WebbAlert: A Lot Like Rocketboom, Except It's Interesting - TechCrunch.com