20日(現地時間)に第44代アメリカ大統領に就任したバラク・オバマ氏。
最新のテクノロジーを自在に駆使していたオバマ陣営のスタッフたちも、ホワイトハウスに入り、オバマ政権のスタッフとして働き始めた。彼らがホワイトハウス入りして見たものは、「テクノロジーの暗黒時代」だった。
Washington Post紙の記事によると、オバマ政権のスタッフがホワイトハウスでみたのは、古びたWindowsパソコン、つながらない電話、外部メールアカウントの使用禁止…。
スタッフの一人は、ゲーム機にたとえて、「まるでX BOXの時代から一気にAtari時代に戻ったみたい」だ
という。
スタッフらは、これまでMacを使ってきたのだというが、ホワイトハウスには6年前のWindowsパソコンしかなく、ノートブックパソコンの数も足りないのだという。
就任式以外にもさまざまなイベントがあった20日だったが、Whitehouse.govのサイトは21日夜まで更新されることはなかったという。
かつて、クリントン政権のスタッフはパソコンのキーボードから「W」のキーを取り外して
ホワイトハウスを去ったというが(Wはブッシュのミドルネーム)、どうやら今回は、デジタル時代に対応していなかったブッシュ政権の舞台裏が単に暴露されただけなのかもしれない。
ニュータイプの大統領が期待される中、いずれは、こうした問題は解消されるのだと思いたい。
Obama Staff Arrives to White House Stuck in Dark Ages of Technology - washingtonpost.com